K20-22 加賀温泉郷総湯めぐり 山代温泉 総湯44.5℃ 古総湯43.5℃ 粟津温泉 総湯43.1℃

粟津温泉に来た。
加賀温泉郷の片山津、山代、山中各温泉はそれぞれ2,3度は泊まりに来たことあるが粟津は初。ちょっと地味でマイナーなイメージがあるw 粟津を選んだのはヨメちゃんの意向。

晩御飯→宿の大浴場→部屋呑み、のあとに目の前の粟津温泉総湯に突撃するつもいでいたが、ほろよいホワイトサワー3%を1本開けたら5時間寝てた(笑) 仕方がないので翌朝に山代総湯古総湯と粟津総湯を巡ることにする。

朝6時からやってる山代温泉総湯(そうゆ)と向かいの古総湯(こそうゆ)。
温泉地にある共同浴場のことを北陸地方では総湯と呼んでいる。

山代温泉 総湯

山代温泉総湯

立派な建物だが半分以上は観光案内所。お風呂の入口は、上の写真でいえば左隅。

山代温泉総湯入口山代温泉総湯古総湯共通利用券

券売機で総湯・古総湯共通券を買う。
別々に払うと総湯460円古総湯500円のところを、まとめて700円になる。260円オトク。

2023年4月1日より総湯の料金が490円に値上がりしましたが、共通入浴券は700円のまま据え置きです。

小雨の降る中、傘をさして方々から人が集まってきている。挨拶、雑談をしている人が多く見受けられるので観光客よりは地元民が多いのだろう。街の銭湯感。

浴槽は中央と奥の隅に2つ。
手前のから入るが、いきなり熱い。43.5℃ 奥の方が熱いと聞いていたので、あれ?反対だったかな?じゃあ奥のがぬるい方なのねと思いながらいきなり地蔵化。ありがたやーありがたやー 朝からアツ湯に浸れる幸せ。完全に目が覚めた。

火照った体をちょっと冷ますかと思って奥のぬるい方に入る。と。え?もっと熱いやん!
やっぱり奥の方が熱いので合ってたったんか。44.5℃ 嬉しい勘違い。 ちょっとニヤけた。 いやーやってくれますなー

山代温泉 古総湯

山代温泉古総湯

総湯の向かい。ロータリー(ラウンドアバウト)の中心部にある。
明治時代の総湯を復元したもの。洗い場やカランやシャワーといった設備がなく、浴室中央の湯舟にお湯が湛えられているのみ。正確には脱衣場というか、脱いだ服を入れておく棚とその際の足場となるスノコが浴室の片隅にあるだけ。

・・・という説明がクチコミなどにあったが全然ぴんと来てなかった。実際に入ってみてやっと理解した。まあ、言われてた通りそのまんまだったんだけど。
裸になって、かけ湯して、お湯に浸かる。それだけ。 まあ、これが原初の銭湯のスタイルだったということなのだろう。

「もう一回入りに来ました~」といって浴衣のお兄さんがやってきた。向かいの宿の宿泊客は無料で利用できるそうなので、それだろうか。数分浸かって上がっていった。

こちらでもしばらく地蔵化。
温まったところでかぶる水もない。上がって休憩といっても床に直で座るか立ってうろうろするぐらいしか出来ない。ゆあみ棒が立てかけられていたので手に取って眺めたり、ステンドグラスを間近で観察したりした。 他にすることがないw 結果的に温泉をとても堪能することができる。

総湯の44.5℃からの流れで十分に温まった。汗が出続けている。
普通、浴室から脱衣場に出れば、それなりに温度は下がるし湿度も下がる。しかしここは浴室と脱衣場が一体型でつまり高温高湿の中で着替えなければならない。無ー理ーでーすー

この時ばかりはさっきの浴衣のお兄さんが心底羨ましかった。多少体が濡れていようがさっと羽織って外に出ていける。 こういうときに浴衣は活躍する。というか、そういう時の為に浴衣は作られたのである。たぶん。

なんとかだましだまし着替えて、外に出ると、一気に気温が下がり、汗もみるみる引いていく。涼しー

二階に上がると畳敷きの休憩所と四方の窓にステンドグラス。水分補給しつつしばらく和んだ。

山代温泉古総湯二階休憩室

粟津温泉総湯

山代温泉 総湯 490円
open 6:00-22:00
close 第4水曜午前

山代温泉 古総湯 500円
open 6:00-22:00 /冬季7:00-21:00
close 毎月第4水曜午前

共通入浴券700円
駐車場はちょっと離れたところにあります。

総湯の玄関に立って古総湯の方を向いたときの古総湯の左奥辺りに、昔「ジャンボ」というパチンコ屋がありました。タコスロという伝説の名機を打ちに足繁く通ってた時期がありますw 低換金率かつ客層が年配の方ばかりということでかなり甘め。

当時は半フリーター・半スロバカみたいな生活をしており、スロット打ちに行っては日記を書いて自HPにUPして、または北陸3県うろうろして「どこどこの店にはこんな台がありまっせ~」みたいな情報を調べて整理して自HPに掲載したり、HPの掲示板に集まってきたパチバカ達とパチンコ打ちに行ったりご飯食べに行ったりという日々を過ごしておりました。
あれから20年経った今、銭湯巡って日記書いて、温度調べてランキングつけて・・・昔と同じことやってるなおれ!全然進歩してないな!と思いました(笑)

粟津温泉総湯

ぱっと見はそれなりだがいまいち中身の薄い朝食を食べて、宿の向かいの総湯へ。

粟津温泉総湯

受付ホールは広い。
受付のお姉さんに券売機で買った券を渡すとロッカーキーをくれる方式。

朝の9時とかなのに混んでいる。
丸い湯舟が一つ。円周に背中をつけて座ると、みんなの視線が中央でスパークする仕様。そういうの苦手。目をつぶって地蔵化するしかない。
まあ長方形の湯舟で対面の人と真向い合わせになってタイマンで睨み合う形になるのもなかなかつらいものがあるが。

山代も粟津もメタケイ酸と硫酸が多め。
富山の温泉は基本しょっぱ系、たまに鉄系。比べて石川のお風呂の泉質はバラエティに富んでいて羨ましい。モール泉しかり硫酸泉しかり。

チェックアウトの10時が迫っている。
43.1℃となかなか熱い湯なので、汗をひかせる時間・着替える時間、部屋に戻って荷物を整理する時間など考えるとあまりのんびりは出来ない。やっぱり浴衣着てくればよかった。
浴衣&下駄にタオル一本持って雨の温泉街を歩く…ベタすぎてやっぱりちょっと恥ずかしいかも。

粟津温泉総湯
470円
火曜定休
8:00-22:00

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