T028 観音湯(魚津) 45.7℃  2022/3/31閉店

3/22追記あり

前回までのあらすじ
魚津市内に4軒ある銭湯のうちの3つの銭湯を訪れてみたところ、それぞれの店のmax湯温が43.5℃, 43.8℃, 43.8℃(当サイト調べ)となかなかの熱湯(あつゆ)ぞろい。平均43.7℃! なんでそんなに熱い? 残る1軒の調査が待たれるところ…

で、残る一軒の観音湯(魚津)に赴いた。

店の前にクルマ止めれなかったので脇に路駐して番台で聞いたら、建物横側の三角地帯もOKだとのこと。(上写真左側に半分車両が見切れてるトコ)
これだけの車社会のなか、車で来場しにくいのに長年やってこれてるってことは、歩いてこられる近所の人にがっつり支えられてるってことでしょう。それだけでもう有難い存在。

最初に外観みたときにはそんなに思わなかったが、中に入ると、なかなかに時代を感じる。番台のおばあちゃん用のテレビが真新しい以外は造作すべてが年季入りまくり。ロッカーに鍵がついてないのはさすがにちょっと引いたけど、信じるしかない。

まず「全身マッサージ風呂」に入る。

・・・あつ、あつっ!

なんかふんわりした名前のくせにめちゃ熱いでやんの。飛び出して隣の浴槽に逃げ込む。「湯の温度を42℃以下に下げないでください」と書いてある。挑戦的。計ってみたらちょうど42.0℃。しばらくぬくもったのち、全身マッサージ風呂リベンジ。

心構えが出来ていたのでなんとか入れた。計ってみたら45.7℃。うへーーきましたなーー 久しぶりの高温。 意外と耐えれて、意外と気持ちいい。 銭湯おなじみの壁のタイル画が2枚もある。どっちも富士山…風。なんて眺めてる余裕もある。
水かぶったり、普通と熱いを行ったり来たり。 圧やら温度・温度差やらで全身が刺激されて活性化してるような感覚がすごい好き。

上がっても全然汗が止まらない。べちゃべちゃになったタオルを絞ると汗がじゃばじゃば滴る。これ全部汗なのだろうか。こわ
いつも必ず湯上りドリンクを何かしら買うことにしているが、売ってなかった。初。 洗面台もなかったり、設備的には県一アレだが、逆に田舎のばあちゃんちの風呂…って感じがしてノスタルジイ。

銭湯に行くときに一番忘れてはいけないものを忘れてきたことに、ここで気づく。
替えの靴下がない。
一度脱いだ靴下をまた履くことほど悲しいことはない。
でも履く。仕方ない。
裸足で靴を履くのはもっと悲しいので。
(ねちゃねちゃするからw)

観音湯
営業時間 14:00~22:00
定休 土曜日
駐車場 2.5台

2022/3/22追記
最初に訪問して上の日記を書いた2022/2/28の時点では、閉業が迫っていることを知らなかった。数日後にSNS経由で知った。たった一度寄っただけの店なのに、なぜかショックが大きい。すごく大事な何かを失ったように悲しい。 Xdayは中旬か~月末か~と書かれていたので、慌てて再訪問した。出来ることなんてそれぐらいしかない。

今日は熱い方43.5℃ 熱くない方43.1℃。
こないだほどではないが一般的にはこれでも十分熱い。どっちも熱い。
静かに堪能してきた。

前回は気付かなかったが桶が白ケロリン。
ごく一時期にしか出荷してない珍しいタイプだとか? まあ、白ケロリンというかすでに黄ばみケロリンでしたけどw まあ抗えないですね。

脱衣場の壁に「月末まで営業できることになりました」という張り紙があった。事情は全く分からないが、間に合ってよかった。
/2022/3/22

2022年3月末で閉店。
一瞬のお付き合いでしたがお世話になりました。ありがとうございました。
富山で3番目に熱い銭湯として永遠に記憶(と当サイト)に刻まれることとなります。

観音湯(入善)編につづく

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