仕事関係の人から、クリーンピア射水(ゴミ処理施設)のなかにお風呂あるってよという情報を聞いた。ゴミ焼却場の余熱を利用した温浴施設は全国あちこちにあるが、クリンピアにもそんな施設がくっついているとは知らなかった。ゴミの持ち込みに何十回となく来ているが、構内や周辺で案内カンバンなどを見たことがないし、誰かから話を聞いたこともないし検索してもほとんど情報が出てこない。かろうじて射水市HPの下図赤線部分に気配が感じられるのみ。
でも行ったらあった。隣接する事務棟といった雰囲気の建物のメイン玄関のそばにあるドアに「ゆ」と書いてあった。簡潔にして完璧な意思表示。
ただしこの日は午後1時にやってきたので、まだ開いていなかった。明日また来る!
別の日。夜7時すぎ。
車がびっしり並んでいる。完全にみくびっていた。誰もいないだろうと高をくくっていたから「誰もいなかったら浴室の写真撮らせてもらっていいですか?」などと図々しくお願いしようかと企んでいた。
脱衣場に棚とカゴはあるが、鍵のかかるロッカーはない。玄関入ってすぐのホールにある、一見下駄箱風のロッカーに貴重品を預けることになる。100円リターン式。ここに貴重品を入れるとなると、履物はどうするんだ?という気がするが、箱2つ使うか、郷に従ってその辺に脱ぎ散らかすか・・・まあ好きにしてくださいw
<ネットの海の底からかろうじて攫ってきた内部映像>
浴室もいたってシンプル。
3m四方ぐらいの浴槽が1つと、洗い場が7つ。立ちシャワーが1つ。
浴室にも脱衣場にもそこそこ人はいて、まあ時間帯のせいもあるかもしれないが、現役働き盛り世代のおじさんが多かった。当焼却場で働いている人か界隈の工場地帯の仕事終わりの人達なのだろう。顔見知りが多いぽかった。
そういう意味でも、同じ富山新港工業地帯界隈にあるサードプレイス足洗温泉(閉業)や越の湯と似た雰囲気を感じた。
お湯は意外と強く、うっかり長湯するとのぼせかねない気がした。湯口の湯は45℃ほどで浴槽自体は場所によって41.4℃~41.7℃ほど。湯口直下に陣取ればそれなりに熱湯感も堪能できる。
温度調節ダイヤルをMAX低温にして冷水シャワーを浴びる。13.9℃
風呂を上がってロビーに出ると、受付のお母さんと、常連おばあちゃん達が風呂端会議している。こっちは完全に近所の人だろう。3人掛けのベンチにおばあちゃんが3人並んでちょこんと座っていて可愛い。
とら「いやーいいお湯でした。ここのお風呂ってなんて名前なんですか? クリーンピアの湯とか?」
おば「いやあ・・・名前っていわれても・・・とくにないというか・・・もごもご」
とら「風呂のお湯は地下水ですか?水道?」
おば「えええ そんなこと言われても私にはさっぱり・・私はただここにおるだけやから・・・」
とら「ああそうですかw ありがとうございました」
中の某かの表示に「クリーンピア射水温浴施設」という文字を見かけたのでまあたぶんそれが正式名称なのだろうけど、そんな風に呼んでる人はいないだろう。「クリーンピアの湯」とか、近所の人なら、「西高木(所在地名)の風呂」とかそれこそただ「お風呂」とかって呼んでても全然おかしくない。 お風呂が近くにあるから通う。浴槽1つのそっけない施設だろうが、近所の人にとってはここが日常のお風呂。
ココを教えてくれたUさんに、行ってきましたよ~という話をすると、
520円?余熱でやってるわりに安くはないのう、とおしゃってました。たしかに。
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