16回目の結婚記念日に諏訪湖に来た。
いままで諏訪湖とは、高速で関東方面行くときに路上から眺めたり、時々は諏訪湖SAに寄ってなんとなく遠巻きに見てるだけの存在だった。
諏訪湖に行くと決まって最初にしたことは宿の周囲の銭湯探しw
日帰り温泉に銭湯に公衆浴場に温泉旅館に足湯に間欠泉まで…周囲はお風呂だらけ。ひたすら迷って探していたがついに一軒の銭湯をロックオンした。「激熱」「47℃」「熱くて入れない」心躍るクチコミが並ぶ。
相変わらずヨメちゃんには、せっかく露天風呂付の部屋に泊まってるのになんでわざわざ銭湯なんて行くかね??と奇異の目でみられるが、それとこれとは別!
部屋の風呂、宿の大浴場ももちろん堪能して、翌朝早起きして行った。5時半から開いてるので。
下諏訪三湯めぐりというスタンプラリーやってるうちの1軒。旦過の湯・児湯・新湯の3店分の入浴権とタオル付で700円。「3つ巡ったらご褒美にタオル」ではなく、最初にタオルもらえる! 時間がないので他の二つはハナから行く気がなかったが記念タオル欲しさに700円払った。 そもそも入浴料は大人1名240円。激安。 脱衣場のロッカーが100円戻らない方式なので実質340円としてもまだお安い。 ちなみに長野県銭湯の入浴料金は現在400円の模様。
朝6時。外気温5℃。こじんまりした浴室に先客3名あり。
「熱め 47℃に設定してあります」 と 「やや熱め 44℃に設定してあります」 の2つの浴槽が並ぶ。ちょうど1人がやや熱めから上がってきて、ああ熱ぅとつぶやいたところ。期待が高まる。
やや熱めから肩慣らしするかな。44℃ぐらいならいつでも入れるしぃ。と思って44℃槽に入ったが、まだ体冷えてるからか全然入れなかった。お尻さすりながらすぐ出たw 露天風呂41.4℃に避難して予熱開始。
そして改めて44℃槽(実測44.5℃)に浸かってじっくり体を温める。二段階予熱。 手だけ伸ばして先に高温槽の温度を計ってみると47.6℃。アアソウデスカ。なんかもう想像できなすぎて一瞬萎えた。
自分が経験した過去一番熱い湯は富山市竹の湯の46.3℃ それより1度以上高い。そもそも竹の湯もその後何回か行ってもそこまで熱くないし、最近は44℃越えの湯にほとんど浸かれてない。
意を決して高温槽に飛び込む。いつも普通にやってるように、湯の中を歩いて奥まで行ってから座ろうと思ったが3歩歩いてもうダメ。足首が痛すぎる。戻る3歩が遠い。 44℃槽にいたオジサンに「だめだめ、すぐ座らなきゃw」と諭された。 たしかに。のんびり歩いてる場合ではない。
湯に足を入れてその場ですぐ座る。数をかぞえる余裕はないが、お尻を床に着けることが出来たのでおれの勝ち!
すぐ上がって隣の44度のお湯を足にかける。ぬるく感じるw
47℃を制覇した満足感と熱い湯によるスッキリ感をまとってあちこち行ったり来たりする。水風呂はないのでカランの水を浴びたり、そのまま席で休んだり。 なんど挑戦してもお尻着けるまでが限界。
おれがいた間は熱湯コマーシャルにチャレンジしてる人は他にいなかった。
下諏訪温泉ぜんぶこんなに熱いのかと思ったけど、聞いてみれば旦過の湯は源泉に一番近いので熱いまま出せるのだそう。ここから界隈の施設にも源泉を配っているけど配管の距離が長くなれば温度が下がるのは必然。
もともと旦過の湯は慈雲禅寺の修行僧の寮にあった野天風呂でした
下諏訪のほかの湯よりも高温で傷や皮膚病にも効果があると言われています
今でも旦過の湯の高温湯を好み町内外から多くの人が訪れます
またかつては朝夕に天秤棒を担いだ人々で賑わいました
ここから湯が自由に汲めるようになったため給湯器などない時代はもとより
今も家事炊事などに使われ大変重宝されてます
ぬる湯やサウナのあとの肌がさっぱりスベスベする感覚も気持ちよくて好きだが、いつまでもじわじわと汗が出続けて、芯から温まったなあという気がする。これが熱い湯の好きなとこ。
富士山も見えたし、諏訪湖いいとこ! ヨメちゃんも何度も「次住むとしたら諏訪」を連発してました。
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