2021/7/7 夜になったら水風呂やな
湯めぐりパスポートという銭湯紹介本が定期的に発行されている。入湯時に提示すると半額になる。3軒ぐらい行けば元が取れますよ~という寸法。
そこに「塩湯」という名の銭湯が載っていた。名前に惹かれて、気になりまくっていた。ちょっと遠いので行くタイミングを窺っていた。前情報としては、駐車場が無いに等しい、以前温泉宿だった建物のお風呂部分だけが残ってるらしい、薪で沸かしているなど。
ランニング道具もって近くまで出かけ、海沿いの遊歩道をワラーチで走ったのち、入湯。
開店14:00のところを14:30ごろ到着。
すでに暖簾をくぐって出てくる人がいる。中にも数名のおじさまたちがいる。賑わっておりますな。
番台のお姉さんに前述の冊子を提示すると、「あーこれですねーときどき来られるんですよー」と言いながらハンコ押してくれた。220円払う。いろいろ設備の説明をしてくれた。
番台「シャンプーリンスお持ちですかー?」
おれ「あ、使わないんで大丈夫ですー」
番台「え?(笑)」
例によって、座ってがしがし頭と顔を洗ってあとは適当に流す。すかさず椅子と桶を元の場所に戻す。湯船につかる。
熱い。
温度計を刺す。
て、て、て、て、て44.3℃! おお。
期待してなかったけど意外と高い。海のそばにあって塩湯という名前だが、しょっぱくはない。昔、海水を汲んできて沸かしていた名残だとか。 熱い海。一回入ってみたい気はする。
現在は地下水。透明感のあるお湯というか、まろやかな感じがする。そしてその熱さは、全ての毛穴にほっそーーい針を突き刺されている感じ。 心地よいチクチク。
備え付けの温度計があるが、40度ちょうどを指している(笑)どこの温度を計っているのだろう。
この手の温度計をたまに見かけるが、私の手持ちの温度計といつも全然かけ離れているw
1つの浴槽に、ジェットあり、静かな部分あり、椅子っぽく囲ってる部分あり、いまいち落ち着くポイントが見つからず浴槽内をうろうろして、最終的にジェット水流を絶妙にかわす位置で首まで埋まって温まっていたら、おじさんが「水入れていいか?」と聞いてきたので「どーぞどーぞ」と言いながら上がった。
洗い場に戻り、カランの水をかぶる。
おじさんは豪快に水を注ぎこんでいる。
あとで入ると、43度まで下がっていた。
銭湯の仕組みがよく分かっていないが、一旦温度を下げると元に戻らないトコと、熱い湯が注ぎ込まれ続けていて誰かが水を入れてもそのうちまた熱さが復活するトコがあるように思う。 この店は薪で沸かしてて、熱くしたかったら言ってねとのことなので、時間と共にぬるくなる一方なのだろう。
ということは、熱い湯を求めるおれにとっては、開店直後に来て正解だったのだろう。 いや、もしかしたらこの先にも水を注いでた人がいるのかもしれない。本当はもっと熱かったのかもしれない。
隅っこに座ってクールダウンしてたら、別のオジサンがまた豪快に水の蛇口をひねっている。夜になったら水風呂やな(笑)
2023/2/3 番台・マッサージ機・昭和レトロ
チューリップテレビTUTのミタイノコレクションという番組の取材で訪れたときの様子です。
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