z.銭湯通いを始めて気付いたこと

家風呂と公衆浴場

昔は家風呂などなく、みんな公衆浴場に通っていた。
街の大富豪レベルの金持ちでも「維持費がかかる」「火災のリスクが高い」という理由で敢えて家に風呂を作らず公衆浴場に通っていたという。江戸時代とかの話。

それが、いつの頃からか、家に風呂があるのが当たり前になった。

いつでも好きな時に風呂に入れる。
他人の目を気にしなくていい。
他人と同じお湯に浸かるのはなんか不潔…

メリットはいっぱいあります。もちろんデメリットも。

燃料代・水道代
掃除・維持・メンテナンスの手間
(外風呂と比べて)狭い・手足を伸ばせない

そんなメリット/デメリットを計ったうえで家に風呂を作るか作らないか…なんて検討してる人はたぶんもういません。(家賃の安さの為に風呂無しアパートを選ぶ人はいると思うが)

でもふと思ったんですけど、1人か2人か3人か…の為だけに毎日毎日100リットルとか200リットルの水とそれをお湯に変えるエネルギーを使い続けているというのは途方もない無駄遣いなのではないか? お金や水が勿体ないとかいう話でなく、そういう状況を俯瞰してみるとなんか滑稽に思えてくるんですよねえ・・・ 公衆浴場というシステムのほうがよほど合理的な気がする。

現に日本以外のほとんどの国では日常的にお湯に浸かっているわけではないらしい。
逆に、日本は、お湯に浸かることで様々なメリットを享受したからこそ長寿世界一になった?ともいえる。

脱衣場のカゴシステム

脱いだ服や荷物を置くのにたいがいのお風呂にはロッカーや棚が用意してあって、鍵がかかったりかからなかったりするけども、さらに、大きなカゴが置いてあることがある。楕円形だったり四角形だったり。籐製だったりプラ製だったり。各ロッカーの中にそれぞれ備え付けられてる店もあるし、カゴだけ重ねて積んである店もある。

あのカゴ、最初は深く考えてなかったけど、

入場時は、その時の人の混み具合などを見てスペースが空いてるところを探して脱衣するが、退場時は、自分のロッカーの近くで他人が脱着衣/ロッカーを使用している可能性は大いにある。隣の人のロッカーの扉が開いたままなので自分のロッカーが開けられない・・・ってこともざらにある。

そういう時に、ロッカーの中身をカゴに全部移してロッカーを放棄して、空いてるスペースに移動すればいいやん!とある日、気付いた。そうすればお互いハッピーになれる。
その為にあるのかは知らないがそういう風に使っている。

常連さんたちの中には、ハナからロッカーとか使わず、床にカゴ直置きして荷物を放置してる人もちょいちょい見かける。無防備というか、まあ性善説ですよね。

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