E01 いずみ湯 新潟市 46.2℃

新潟市に遊びに来た。
たまたま、ホテルの窓の下を聖火ランナーが通った話とか、たまたま部屋の窓の前で花火が打ちあがった話とか、乗ったタクシーの運転手さんがたまたま富山出身の人だったとか、そういうのは全部割愛w

泊まる老舗シティホテルにはユニットバスしかない!
温泉旅館の大浴場や露天風呂に慣れた身にとってユニットバスほど悲しい設備はないのです…周辺の銭湯を検索してみたら、熱くて入れない、足入れてすぐ出した、などアチチ報告多数の湯があり行ってきた。 新潟市中央区いずみ湯。 そして、勝手に水を足すと番頭が飛んできて怒られた、とも。

ホテルから早足で10分ぐらい。
閉店40分前に着いた。男湯はおれ一人。女湯は丁度ひとり帰っていって無人になったぽい。

細長い浴室の奥の方に小さめの浴槽が2つ並んでいる。
浴槽に一番近い洗い場に陣取り、頭にシャワー浴びせながら浴槽に片手つっこんでみる。 熱い…確かに熱い。

ちょっと温度低そうに感じた右側の湯船へ、体洗いもそこそこに入湯。さっと立ってすっと浸かる。熱いながらも意外にしっかり浸かれた。温度計を湯に突き刺す。

て、て、て、て、て、45.7度!

うへー きましたねー なかなかに刺激的ではあるが痛いのは足首周りだけ。 さんがの湯46.1度のときは全く耐えれる気がしなかったが、45.7度ならなんとかなってるこの0.4度の差はなんなんだろう。

湯温以外にも室温とか湿度とか泉質とか体調とかいろいろあるんでしょうな。とか思ってる間にmax46.2度を観測。 記念に鼻と口だけ水面から出して後頭部まで湯に浸す。

左の浴槽にも温度計突っ込んでみる。45.7度。一緒やん! ふつーどっちか熱かったらもう一方は熱くないもんでしょ?両方熱いやん!
と思ってよく見たら、

浴槽2つの境目に湯の湧き出し口がありそこから熱湯が両方の浴槽に平等に流れ込んでおりました。そりゃそうなっちゃいますよね・・・
(※片方だけ熱いというクチコミも見受けられるので、時間帯によってここから湧いてたり湧いてなかったりするのかもしれない)

右の浴槽から一旦上がって、左の浴槽に入る。こっちはジェット水流が2本、壁から水平に噴出しているタイプ。嫌な予感はしたが、やはり、熱水流の攻撃はキク。同じ温度とは思えない痛さ。一瞬で退却して右の湯に戻る。 ふうう〜極楽極楽〜

全身真っ赤っかになりとても満足。46度を克服した達成感もあろう。
帰りに番台でオロナミンCを買う。
「いくらですか?」
「110円です」
(小銭入れをまさぐる)「あれ…百円玉しかないです…」
と、200円出そうと思ったら、
「100円でいいよ お・ま・け」
「あ、ありがとうございます〜」

勇気を出してついでに質問してみた。
「こんなに熱いお湯、みなさん平気で入ってらっしゃるんですか?」
無言で頷くあばあちゃんの表情に、熱いお湯を守り続けてきたプライドがあふれていて嬉しくなった。

「ごちそうさまです!ありがとうございましたー」
「また来てくださいね〜」

閉店時刻が迫るため慌てて出てきた。全然汗はひいておらず、宿に辿り着くまでにまた汗まみれになってしまったので、くされユニットバスでシャワーを浴びた。あーあ、だいなし。


・・・というようなことがあったよ、と翌朝ヨメちゃんと話しながら帰路に着く。ちょうど通り道だったのでもう一度前を通った。

おれ「あー 隣に駐車場あったんや!」
よめ「そんなもんもう関係ないやん どーせ二度と来んのやし」
おれ「いや絶対また来る! だってばあちゃんと約束したもん!」

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